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振動技術が理解できるようになりたい方|よくわかる! 技術的に正しい振動解析入門セミナー

更新日:2019/07/12

要旨 力学の分野では、振動は動力学に分類されます。一方、機械設計計算の基礎は材料力学・弾性力学・塑性力学・疲労力学・破壊力学であり、これらの力学は基本的に静力学に分類されます。

周波数で表現しますと、静力学はゼロ(Hz)の力学であり、動力学はゼロ(Hz)以外の全ての周波数での力学です。静力学では慣性力を考慮しませんが、動力学では慣性力を考慮しなくてはなりません。
これは、静力学の延長線上の技術で動力学の問題を解決しようとしても、技術内容が全く異なることが多いので振動問題を解決するのは大変困難であるというこということを意味しています。

すなわち、機械設計技術にたけていても、その設計した機械が振動問題を発生した場合、運などが良ければ別ですが、機械設計技術だけでは振動問題をなかなか解決できないということになります。
一般的には、機械設計にたけている方でも、振動技術を身に着けようと思ったら、まるで新しい分野を勉強するように微分・微分方程式・積分および質量の影響について初めのところから勉強しなくては理解できないと考えるべきでしょう。
これは、経験豊富な機械設計技術者でさえも、振動技術を理解し身につけるには、いかにハードルが高いかということを表しています。

本セミナーは、振動の入門から実務に役立つ多くの内容をわかりやすく解説してほしいという受講者のために開催されます。振動技術を専門としないエンンジニアはもちろんのこと、振動を専門とする技術者にもよい整理としてお役に立つような内容にしています。

日時 2019年9月25日(水)10:30~16:30
会場 おだわら市民交流センター 第7セミナー室(1階)
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町一丁目1番27号
アクセス方法
定員 20名 ※満席になり次第、募集を終了させていただきます。
受講料 48,600円(消費税、書籍を含む)
※1社から2名様以上同時お申し込みの場合は、割引させて頂き2名様目から¥43,200になります。(テキスト含む、昼食代は含みません)
プログラム 1. 今日のセミナーを理解するために必要になる振動技術の入門の入門を分かり易く解説!
ー暗記するのではなく理解しよう! 理解すれば忘れない!ー
1.1 周波数、周期、振幅、片振幅、両振幅を図上で理解しよう!
1.2 振動で振幅というと片振幅のことか?それとも両振幅のことか?
1.3 角速度って何?
1.4 y=Asinwt とy=Asin(wt+Φ) について
1.5 振動値を表すのに使用される実効値って何?
1.6 減衰 (ダンピング) って何?何の役に立つのか?
1.7 耐振 (耐震) 、制振 (制震) 、免震の違いについて
-ビデオ解説付き-

2. 固有振動数、共振振動数、卓越振動数の相違について
―ビデオ解説付き―

3. 自由度とは? 振動モードとは?  
自由度の数と固有振動数との対応関係とは?

4. 技術的に正しい振動の測定のための加速度ピックアップの特性と使用のしかたについての技術ノウハウ 
4-1 加速度ピックアップとは? その構造とは?
4-2 振動していないのに振動しているとして出力が出てしまう! ーその原因1ー
4-3 振動していないのに振動しているとして出力が出てしまう! ーその原因2ー
4-4 どのタイプの加速度ピックアップを購入すればよいのか?
4-5 加速度ピックアップの質量の値でわかることとは?
4-6 加速度ピックアップのための多くの固定方法とそれによる影響とは?
4-7 接触共振周波数とは?
4-8 加速度ピックアップのケーブルを踏んではいけない! 踏むとどうなるのか?
4-9 加速度ピックアップにカッティングオイルなどがかかるとどうなるのか?
4-10 加速度ピックアップのケーブルをブラブラさせるとどうなるのか?
4-11 グラウンド・ループとは?
4-12 加速度ピックアップに異常がある場合の判定方法は?

5.FFT(高速フーリエ変換器)による周波数分析のしかた 
5-1 時間軸データに等しい周波数データとは?
-数式を使用しないで図を使用してフーリエ変換の本質を解説ー
5-2 フーリエスペクトルとパワースペクトル
-通常、周波数分析データというとどちらのことか?-
5-3 固有振動数測定のための周波数応答関数とコヒーレンス関数とは?
-人がインパルスハンマーを使用して加振する場合、毎回
加振力の大きさとそれにより発生する応答としての振動が
変わってしまう。この方法は理論的に問題が無いのか?ー
-コヒーレンス関数の値が低い周波数応答関数(FRF)を使用した
使用した実験データを有限要素法による解析結果と比較
(MAC:モード信頼性評価基準など)してよいのか?-
-コヒーレンス関数の値を低くしてしまう2大原因とその対策方法とはー?

6.振動低減(振動問題解決)のための振動のモデル化のしかたなど 
6-1 全ての物体(機械、設備・装置・建物)に共通して使用できるモデル化のしかた
-何自由度でモデル化すればよいのか?-
6-2 共振させないようにするには?
6-3 意外に多いコイルばねの設計・選定にける失敗!
実務にて失敗しないために! 実務におけるサージングしない
コイルばねの設計のしかたと設計計算例題!
-コイルばねのサージングとは? これを知らないエンジニアが意外に多い!-

7.実務にすぐに使用できるいろいろな振動低減方法(振動問題解決方法、当社実績より抜粋)
-振動問題を解決するための発想を豊かにする方法とは?-
7-1 高密度実装されたプリント基板からの振動・騒音の場合、簡単に振動・騒音源を
探す方法と騒音の最大低減量の数値を求める方法とは?
7-2 ダイナミック・ダンパー(動吸振器)を設計して取り付ける前に
簡単に振動低減効果を確認する方法とは?
7-3 振動加速度を1/7にしたダンピング機能付きシャフトに使用した動吸振器とは?
7-4 回転体に取り付けると振動を大幅に低減(電力を半減)できるオートバランス装置とは?

8. LabVIEW (仮想計測器作成ソフト) の活用によるメリット 
-希望者にLabVIEWの評価版ソフトを無料進呈!-
-パソコン上にカスタマイズした測定器(市販されている通常の測定器、特注測定器)などいろいろな測定器を作成できます-
-労力をかけず短時間で測定器を作成する(成果を出す)方法を解説-

9.質疑応答

講師のプロフィール 有限会社アイトップ 技術コンサルタント 工学博士 小林 英男 氏
東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。
㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究の実務経験を積んだ。
その後、技術コンサルタントとして独立して20年が経過した。リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、200社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。
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