TOPICS

2022/03/24

もの創りコラボ 便り vol.65

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
■        もの創りコラボ 便り 2022年 3月 9日 号        ■
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□

━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. イベント・セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. ゴム材料データベースの提供
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ものづくり」に関連する記事 3本を紹介します。

▽ 「富岳」で新型コロナ飛沫の大量計算を実施、感染リスクはどこにある?
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2012/08/news007.html

▽ ボルト締結部の有限要素法モデルの比較と部分固着モデルの提案
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2110/20/news004.html

▽ 予知保全は「いつもと違う」では不足、東芝の新AI技術は「なぜ違うか」も分かる
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2111/05/news063.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. イベント・セミナー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

展示会などのイベントやオンラインを中心としたセミナーの情報です。

◆ イベント/展示会
https://monocollab.jp/service/inform/inform_sem/

● 設計支援セミナー
〇 CAEを活用し成果を出す仕組みと解析主導設計プロセスのススメ
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

〇ライセンス無制限のWebブラウザCAEを活用した解析効率化とコスト削減の提案
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/

〇 3Dデータの共有と設計開発業務の効率アップを実現する3D PDFの作成と活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/

● ゴム関連セミナー
〇 ゴムの解析精度を向上させる二軸引張試験と材料データの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

〇 ゴムの二軸引張試験からひずみエネルギー密度関数の導き方【実習】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubtest/

〇 間違わないためのFEMの基礎から大変形・超弾性解析のポイントと実用化のヒント
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber10/

〇 防振ゴム設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/anti-vibration-rubber1/

〇 はじめてのゴム解析|ゴム解析に必要な知識と押さえるべきポイント
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-basic01/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. CAEの活用を考える
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ CAEの活用と運用の進め方

前回、CAEの活用と運用が進まず困っている企業に対して、具体的な
進め方についてお話ししたいと思います。

足元の課題解決も大切ですが、先ずは「あるべき姿」を定義し、現状
とのギャップをしっかりと把握することをお勧めしています。

「あるべき姿」の定義として、下記4つを軸に考えてみてはいかがで
しょうか。
それぞれを明確に定義することで全体像が見えてくると思います。

・組織体制
・インフラ(ソフト/ハード)
・運用(教育/ルール)
・効果測定(費用対効果)

また、これら4つの軸を定義することと同様に重要なことがあります。
それは、CAE運用の好循環ループを回すということです。

好循環ループとは、4つの軸を常に改善しながらCAEの効率的な運用
と成果を出す取り組みです。

会社の理解 ⇒ 組織体制 ⇒ インフラ整備 ⇒ 運用 ⇒ 効果検証
⇒ 会社の理解・・(続ける)

好循環ループを回すことで、社内関係者の理解と協力を得ることがで
きます。
その結果として、更なる投資と利用者の増加により、設計効率に向上
に繋がります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 CAEの活用 】 https://monocollab.jp/topicscat/cae_support/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. ゴムの専門家コラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

コロナワクチンに異物混入、分析すれば1日で分かるものです。

なぜ、そんなものが即座に分析され、公表されないのか良心的に考え
ると、早々に発表して間違った情報で、万一間違った場合に後からの
訂正は難しいということ。

悪意でとらえると、原因が根本的にワクチン製造に悪影響を及ぼすも
のであるなど、隠すための苦し紛れの言いわけを考える時間を捻出し
ていた。

今回のワクチンへの金属粉混入が製造ラインの配置で、欠けた金属破
片がたまたま入ってしまったと説明されますが、たまたまでも入らな
いように、これまでの経験から考えられているはずです。

過去の英知がないがしろにされているのか・・。

教える技術、いかに伝えるか・・・など書籍や情報があふれています
ので、確認して利用するべき時代になってきたと考えるべきです。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴムの分析ですが、0.01グラム程度あればほとんど材質、配合を特定
できるようです。
費用は様々なようですが、異物はゴムなどでもよく確認されます。
合成ゴム・天然ゴム共に生成の過程で何らかの異物は入ります。

異物というとおかしなものと考えられますが、一般的には許容量の不
純物です。
当たり前のことですが、天然ゴムは樹液から生成しますので、色々な
ものが入るのは当たり前のことです。
コロナワクチンの不純物も、特定はすぐにできたはずです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 ゴムの専門家 寺子屋 】 https://terakoya2018.com/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5. 3D・水野操のコラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 傾向を見るのか厳密さを追うのか

解析をやっているとよく出てくるのが「とりあえず傾向がわかれば良
いよ」というフレーズが出てくることがあるのではないでしょうか?

もちろん、より厳密な解が求められるに越したことはないですが、難
しい問題ほどそもそも設定する条件がはっきりしていない等々の問題
があってつまるところ実験と合わせなければ厳密もなにもないという
ことがあると思います。

それ以外によくあるのが製品開発が進んで(つまり時間的にもまかな
ければいけない状態で)やる場合、厳密さをおっかけているとそもそ
も間に合わないことがあります。

例えば流体解析で納得いく解がやっと求まったけど、メッシュが数億
要素で64並列でコンマ数秒分解析するのに3か月とかいうと実製品開
発の段階ではちょっと難しいですね。

自分が製品開発においてどの段階で何を求められるのかでいい感じに
間引いたデータにするのか、その落としどころに持っていくのは悩み
でもあり、また重要なところですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6. ゴム材料データベースの提供
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

非線形CAEソフトでゴムの大変形解析を行う場合、一般的には超弾性
材料モデル(Mooney-Rivlin、Ogdenなど)を使います。
しかしながら、これら超弾性材料モデルのデータを入手するのは容易
ではありません。

そこで、豊富なゴムの材料データベースを基に、対象ゴムと硬度に応
じた適正な材料データを提供しています。
ゴム専用の二軸引張試験から算出した超弾性材料モデルのデータを使
うことで、大変形解析の精度向上が期待できます。

□ 対象ゴム(硬度)
天然ゴム        (35~80Hs)
スチレンゴム      (35~80Hs)
ニトリルゴム      (35~80Hs)
クロロプレンゴム    (48~75Hs)
エチレン・プロピレンゴム(50~80Hs)
フッ素ゴム       (55~80Hs)
シリコンゴム      (35~60Hs)

□ 提供データ
Mooney-Rivlin, Ogdenの材料定数

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ 詳細はこちら
https://monocollab.jp/service/service_rubmat/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

==《 編 集 後 記 》=======================

最近、Webセミナーで使うビデオ会議ツールをZoomからWebexへと
変更しました。

以前から気になっていたのですが、会社の規制でZoomが使えないと
いう声が少なからずありました。
今は大丈夫だと思いますが、過去にあったセキュリティに関する問題
の影響でしょうか。。

操作面では、ZoomとWebexではほとんど違いはありません。
しかし、通信環境にも拠りますが、通信の安定性としては Zoomの方
が良さそうだと感じています。

================================

最後まで読んでいただきありがとうございました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 過去のメールマガジンはこちら
https://monocollab.jp/topicscat/merumaga/

□ 配信登録
下記メールアドレス宛に空メールを送信してください。
info-apply@monocollab.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━