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2020/06/18

もの創りコラボ 便り vol.34

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■        もの創りコラボ 便り 2020年 6月 17日 号        ■
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ー《 PR 》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆ クラウドCAEとAIを活用したデータドリブン最適設計 ◆
クラウドCAEの活用方法について、4つのテーマについて事例を
交えながらご紹介します。
https://monocollab.jp/news/seminar/
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. CAEの活用を考える
3. ゴムの専門家コラム
4. 3D・水野操のコラム
5. CAEとデータサイエンス
6. 技術セミナー
7. 材料試験サービス ⇒初回お試し30%OFF
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1. 気になる記事
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● 製造業のAI人材育成には何が必要か、座学では学べない“ハンズオン”
の効用

AIの技術者を育成するために、マクニカ社が主催するハンズオンセミナー
を通じてAIの人材を育成しようという取組みについての記事です。
参加者がタミヤのラジコンカーを使い、試行錯誤しながらゴールを目指す
ところが技術者の心を擽られるのではないでしょうか。

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2005/26/news007.html

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● “頑丈さ”を示す「剛性」と「強度」の違いが分かりますか

ふと題名に釣られて見た記事です。
とても分かりやすく説明されていますので、今まで分かっていなかった
ことを理解することができました。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01309/00001/

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2. CAEの活用を考える
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■ 好循環ループを回す

前回は4つの運用ステージについてお話をしました。

今回は以前も少しお話をしましたが、CAEを運用する上で重要な
好循環ループについてあらためて触れたいと思います。

下記が筆者が考える好循環ループですが、これはCAEだけに限った
ことではありません。
CADやその他設計ツールを運用する場合でも同様のことが言えます。

① 会社の理解 :ROI確認、予算承認

② 組織体制 :推進部門、主担当、利用者

③ インフラ整備 :ソフト、ハード、情報共有ツール

④ 運用 :利用ルール、教育、情報共有方法

⑤ 効果検証 :測定項目、データ収集、算出方法

好循環ループとは、上記5つの項目を意識しながら活動と改善を繰り
返し、業務の効率化と成果を出す取り組みです。

好循環ループを回すことによって社内関係者の理解と協力を得られる
ため、よりスムーズにCAEを運用することができます。

ちなみに、CAEを活用できている企業は、好循環ループを上手く回し
ながら着実に成果を出してます。

好循環ループを意識したCAEの運用を目指してはいかがでしょうか。

★ CAE活用支援 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
CAEを活用するための支援サービス
https://monocollab.jp/service/service_consult/
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3. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

考え方の視点で、今までの習慣に引っ張られることがあります。

EXCELで自動化を進めたのに、なかなか使わない。
1つの動作をたった10秒の短縮にしかならない。
どうも習慣に流されます。

各EXCELでまとめを100シートと対面して初めて感じました。
2分の作業で1分短縮できるEXCELのシートを作成しましたが、これ
まであまり使ったことがなかったのです。

その理由として年をとって忘れてしまう。
作ったことを忘れ、仕舞ったところを忘れ、探しても使い方をすぐに
思い出せない。
昔、母が年を取ればわかる・・と言っていたことを思い出しますが
若いうちに習慣づけを。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

固有値解析について、金属はある意味そのままのヤング率で固有値
を正確に求められます。
それは線形範囲でロス(エネルギーロス)を持たないからです。
しかし、樹脂とゴムは全く違う値になります。
周波数が上がれば上がるほど、1000Hz付近など全く違う条件が導き
出されます。ご注意を・・。

★ ゴムの専門家 寺子屋 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://terakoya2018.com/
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4. 3D・水野操のコラム
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■ 何ゆえにその設定で解析をしているのか

最近は昔以上に、学生さんたちがすごいソフトを使える環境にあって
うらやましいかぎりです。
で、筆者が兼任講師をしている大学の教授と先日話をしていた時の
ことです。

その教授の研究室には日頃から筆者も出入りしているので、どんな
ソフトを使ってどんな解析をしているのかはおおよそ筆者も把握して
いるつもりです。

テーマによっては卒業した先輩から後輩に引き継がれていますが、
それに伴って、解析に使用した設定ファイルも引き継がれます。

さて、ここで問題が発生するという話です。

だいたいにおいて、問題に対する設定がまともだったとしても、特に
非線形性の強い問題とか熱流体の解析は、上手くいくはずのことが
上手くいかず、パラメータをあれやこれやいじり、ソフトをなだめ
すかしてようやくどうにかなった(妥当と思われる解までたどりついた)
という経験をされる方も珍しくないでしょう。

最初にその設定をした人はわかってやっているのですが、引き継いだ人
は盲目的にその設定を使って上手くいかないというドツボにはまった
状態になっているわけです。

やっぱり、ソフトを使用する上で、問題に応じたOJTもいいのですが、
やはりそれなりのソフトは体系的に全体像をきちんと学ぶ必要があり
ますよね、というお話しでした。

★ 筆者の最新連載 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初心者のための流体解析入門
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/series/12723/
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5. CAEとデータサイエンス
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前回のコラムでは、逆問題の性質を持つ設計問題の解き方について、
また理論数式処理を代表する解析法の欠点についてお話ししました。

CAE解析を代表する実験法は、商用ツールで実施するプロセスを
最大限標準化できます。
3D形状からメッシュを生成、実物と同じように組み立て、試験通り
に拘束条件を設定できれば、あとは解析ソルバーに任せるだけです。

解析法と違う担当者の数学テクニックにそれほど依存しないため、
一般化しやすい方法です。
また、FEMをメインとするCAEは製造業において半世紀以上の利用
実績があり、手法の有効性は十分証明されていると思います。

但し、実験法の性質上、一回のインプット(設計パラメータ)に
対して一回のアウトプット(性能値)しか出力されません。
トライ&エラーで設計問題を解決しようとすると実に効率の悪い方法
です。

設計パラメータの水準を決めて、大量のパラメータスタディを実施し、
その結果から設計問題を解決できるのではないかという自然的な考え
方があります。
これは、CAEとデータサイエンスの合流の始まりだと考えています。

次回のコラムでは、CAEとデータサイエンスの合流のメリットと課題
についてお話ししたいと思います。

★ スーパーリンク社のソリューション ★ ーーーーーーーーーーーーー
クラウドCAEとAIを活用したデータドリブン最適設計
https://monocollab.jp/dtools/dtools_superlink/
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6. 技術セミナー
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無料のWebセミナー(1時間程度)を開催しています。
自宅や会社の自席でストレスなく受講いただけます。

● 事例から学ぶクラウドCAE活用方法①「CAE解析モデルの精度向上」
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae-20200624/

● 事例から学ぶクラウドCAE活用方法②「設計の最適化」
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae-20200630/

● 事例から学ぶクラウドCAE活用方法③「設計のロバスト化」
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae-20200702/

● 事例から学ぶクラウドCAE活用方法④「サロゲートモデルによる
3DCAEと1DCAEの連携」
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae-20200707/

● クラウドCAEとAIを活用した高速データドリブン設計の提案
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae-20200709/

● ゴムの二軸試験デモとひずみエネルギー密度関数の定義方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber1-202006-08/

● CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cae-202006-08/

▼ イベント・セミナー情報はこちら ▼ ーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/inform/inform_sem/
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7. 材料試験サービス ⇒初回お試し30%OFF
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先月より材料試験機を導入し測定サービスを開始しました。

今回、初回お試しキャンペーンとしまして、初めて材料試験サービス
をご利用されたお客様へ通常価格の30%OFFにてご提供します。

キャンペーン期間は9月末までとなっていますので、是非この機会に
ご利用ください。

■静的引張試験
・試験装置:単軸、二軸
・対象材料:ゴム、樹脂、エラストマー、フォーム材
・試験項目:弾性率、ポアソン比、荷重-変位、応力-ひずみ、
破断伸び、引張強さ
・材料定数:Mooney3次、Ogden3次

■価格
・単軸引張試験: 25,000円~ ⇒17,500円~
・二軸引張試験: 98,000円~ ⇒68,600円~

★ ゴム材料試験サービス ★ ーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/service/service_mattest/
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★ ゴム材料データベース ★ ーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/service/service_rubmat/
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ーー《 編 集 後 記 》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近、極近所(徒歩30歩)に小さなスパーマーケットができました。

今までは、週末に大型のスパーマーケットへ行って一週間分の食料を
まとめ買いをしていたのですが、最近は徒歩30秒のお店に行く機会が
確実に増えています。

コロナの影響で行動範囲が狭くなったのかもしれないと思っていたの
ですが、そうではないことに最近気付きました。。

必要なものや欲しいものがすぐ買えるという環境は便利ですね。

これからも徒歩30秒のお店に行く機会が確実に増えると思います。

【Facebook】https://www.facebook.com/monocollab/

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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◆配信登録
下記メールアドレス宛に空メールを送信してください。
info-apply@monocollab.jp
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