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2021/05/13

もの創りコラボ 便り vol.53

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■        もの創りコラボ 便り 2021年 5月 11日 号        ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. イベント・セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. 材料試験サービスのご案内
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1. 気になる記事
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今回も「ものづくり」に関連する記事 4本を紹介します。

▽ フォークボールはなぜ落ちる? スパコンによる空力解析で謎を初めて解明
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2103/25/news049_3.html

▽ 本田宗一郎氏の思いとデジタル技術を融合へ、ホンダの生産技術
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2103/25/news084.html

▽ スパコン「富岳」をゴム材料開発に、新品時の性能が長く持続するタイヤの実現へ
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2103/11/news044.html

▽ ポンチ絵の「ポンチ」って何ですか
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/031300754/

 

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2. イベント・セミナー
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オンラインを中心としたイベントやセミナー情報です。

◆イベント情報(5~6月)
https://monocollab.jp/service/inform/inform_sem/

◇ 中部CAE懇話会「新しいCAEの展開と可能性」
◇ MEX金沢2021
◇ 人とくるまのテクノロジー展2021
◇ 電子機器トータルソリューション展2021
◇ ロボティクス・メカトロニクス講演会2021
◇ 関西ロボットワールド
◇ TECHNO-FRONTIER 2021
◇ 人とくるまのテクノロジー展2021
◇ 西日本製造技術イノベーション2021

●セミナー情報

〇 3Dデータの共有と設計開発業務の効率アップを実現する3D PDF
の作成と活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/

〇 CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

〇 ゴムの解析精度を高める、二軸試験から物性同定までを実演解説
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

○ 防振ゴム設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber-design1/

○ 防振ゴムの設計手法と線形FEM解析による耐久性の予測方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber-design/

 

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3. CAEの活用を考える
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前回、「あるべき姿」の4つの軸(組織体制、インフラ、運用、費用
対効果)を考える重要性についてお話ししました。

今回は、あるべき姿の【組織体制】についてお話しします。

CAEを運用し活用するために、先ずは組織体制をどうするかを考える
必要があります。

そこで、下記3つの項目について考えてはいかがでしょうか。

・CAE推進部門の設置
・CAE担当の配置
・CAE利用者の範囲(研究、設計、生技)

CAE推進部門やCAE担当を設置していない企業も見受けられます。

過去の経験を踏まえると、他業務との兼務ではなくCAE担当を配置し、
責任と権限を与えて集中させるべきだと思います。

当然、会社ごとに組織やリソースが異なりますので、自社に見合った
組織体制を考えなければなりません。

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【 関連セミナー 】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

嘘を見抜くテクニックというものがあります。

思い起こす際に右上を見るか左上を見るか、また普通の人に気付か
ないマイクロジェスチャーなどを見る力など。

特殊能力(視力、洞察力)が必要なこともありますがこれらはある
知恵の積み重ねです。

解析の世界も同じようにデータの積み重ねで、色々なことをデータ
ベース化していけば出来ることが増えます。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

摩擦で戸惑う人は多いかと思います。

面圧依存性など金属と違い、ゴムの摩擦係数は1を超えることもあり、
果たして正しい値なのか混乱される方もいるかと思います。

摩擦係数が1を超える場合、全てが摩擦とは限りませんが、マクロ的
には摩擦と考えて良いと思います。

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【 ゴムの専門家 寺子屋 】 https://terakoya2018.com/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ 設計者CAEには多くを求めないことの重要性

設計者CAEと専任者CAEとの違いはどこかというと、その機能の差
をあげる人は多いと思う。

要するに、より複雑な挙動の解析ができるとか、扱うことができる
材料モデルの種類が多いとかだ。

その定義に違和感はない。

設計者CAEも単純な線形問題だけでなく、非線形解析も普通に可能
だが、組み込まれた元になっている解析ソフトのすべての機能が
使えるというわけでもないからだ。

だが、両方のソフトを触る筆者が思うのは別のことだ。

それは、何か問題が起きた時に調整できるパラメータの数の違い
ではないかと考えている。

少し強めの非線形性を扱うと収束しないなどの問題が起きることは
珍しくない。

専任者CAEであれば、その際にあれやこれやといじってどうにか最後
まで解析を回すことになるが、設計者CAEでは、そもそもそんな時に
いじれるパラメータがない。

つまり、お手上げだ。

だが、筆者はこれをネガティブには捉えていない。

基本的に製品開発において同じシミュレーションソフトとはいっても
用途が違うのではないかと思う。

筆者は設計者CAEは、何かを追求するのではなくて、開発の要所要所
で確認するために使うと思うし、事実そのようにして使っている。

設定が正しいのに設計者CAEで手に負えない状況になった時には、
多分何か設計に間違っている可能性がある、という判断にも使える
のではないかと考えている。

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【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
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6. 材料試験サービスのご案内
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ゴムや樹脂の材料試験を承っています。

二軸試験からCAE解析に必要な材料定数(Mooney、Ogden)
を算出して提供していますす。

熱的物性データも取得できますので、お気軽にご相談ください。

◇ 単軸引張試験
材料:樹脂、ゴム、エラストマー、フォーム材、他
物性:ヤング率、応力-ひずみ、線膨張係数、粘弾性係数、他

◇ 二軸引張試験
材料:ゴム
物性:Mooney、Ogden、他

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【 材料試験サービス 】
https://monocollab.jp/service/service_mattest/
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==《 編 集 後 記 》=======================

数年前にアコースティックギターを始めたのですが、久しく弾いて
いなかったため弦が錆びているのに気付きました。

連休中で時間があったので、弦を張り替えることにしたのですが、
慣れていないこともありYoutubeを見ながらの張り替えとなりました。

張り替えとチューニングを終えたのは良かったのですが、今度はギター
コードを忘れていることに気付きました。。

再度、Youtubeに感謝しながらギターコードの練習に励みつつ、ギター
を始めた頃の心境(初心)に至ったひとときでした。

【Facebook】https://www.facebook.com/monocollab/

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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