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2021/12/16

もの創りコラボ 便り vol.62

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■        もの創りコラボ 便り 2021年 12月 16日 号       ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. イベント・セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. 二軸引張試験機の販売/貸出
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1. 気になる記事
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「ものづくり」に関連する記事 3本を紹介します。

▽ 製造現場のデジタル変革、コニカミノルタが失敗からつかんだ成功のカギ
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/07/news089.html

▽ 2D CADと3D CAD、設計環境としての“違い”とは?
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2108/26/news007.html

▽ 生産を開始する前に設計者がすべきこと
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2108/19/news005.html

 

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2. イベント・セミナー
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オンラインを中心としたセミナー情報です。

● セミナー情報

〇 防振ゴム設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/anti-vibration-rubber1/

〇 CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

〇 ゴムの解析精度を高める、二軸試験から物性同定までを実演解説
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

 

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3. CAEの活用を考える
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■ フロントローディングのススメ

前回、フロントローディングの有効性について話をしました。

設計業務のピークを前倒し、即座に何度もDR(デザインレビュー)
できるCAEは有効なツールですが、使い方によっては弊害となって
しまう場合もあります。

CAEを利用する上で重要なことは、定性と定量のどちらで評価するか
を決めておく必要があります。

構想設計では、複数の設計案から最良の形状や条件を早期に導き出す
ことが目的ですので、解析精度に拘る必要はありません。

A案、B案、C案のどの案が一番適切かが分かれば良いのです。

仮に、構想設計で解析精度に拘ってしまうと、解析結果のフィード
バックに時間がかかり、結果的にDRの回数が減少してしまいます。

フロントローディングとは、設計業務のピークを前倒しすることです。

そのためには、設計の上流である構想設計では定性評価を目的とした
CAEの利用をお勧めします。

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【 CAEの活用と効果 】
https://monocollab.jp/topicscat/cae_support/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

アルファベットの筆記体、若者はどのくらい書ける人がいるので
しょうか。

少し話題にのぼったのですが、理系の学生は式に使われることが
多いので比較的書けるそうですが、文系の学生はほとんど知らな
いようです。

円周率π、一時期ゆとり教育でπ=3と教わってきた世代、営業職
でこれを使う機会があました。

この見積もりで体積計算をするのに、円周率は3ですか3.14ですか
と先輩に聞いていました。

ゴムの使用料を計算するらしいですが。臨機応変、この言葉は今後
死語にもなりそうです。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴムの耐久性解析を行う場合、そのゴム自身の耐力が問われます。
破断伸びTbというものをゴム屋さんでは指針としますが、耐久性の
究極は1回で壊れるTbです。

また、必ず実験の検証は必要です。
実験ゼロは、十分な検証が行われた後でのことです。
特性予測も必ず、はじめは検証実験を行いつつ積み重ねが大切です。

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【 ゴムの専門家 寺子屋 】 https://terakoya2018.com/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ うまくいかない時の対応について

今さらな話ではありますが、非線形解析にせよ、ジェネレーティブ
デザインにせよ、「うまく結果がでない」「収束しない」等々の時
にトラブルシュートをしてなんとかするわけです

その際に修正するのは一度に一つだけにしましょう、というお話です。

本来、トラブルが起きた時の問題の切り分けは、みなさんそのように
していると思うのですが、どうもシミュレーションまわりでは、思い
ついたことを同時に試してしまう方も少なからずいるようです。

きちんと推論した上で一つ一つ問題を潰していくのが結局は近道だと
思います。

なお、最近はクラウドコンピューティングをうまく使うと、複数の
ケースを同時に行えますから(ジェネレーティブデザインなど)切り
分けたものを同時に多数投げ込んでも(コストはかかりますが)時間
的には案外かからないので、場合によっては最近はそんな力技も使え
るかもしれません。

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【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
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6. 二軸引張試験機の販売/貸出
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適正なゴムの材料データを取得できる二軸引張試験装置を販売して
います。

市販の小型試験機に二軸引張治具を装着し、小型・高性能・低価格
を実現しました。
既存の試験機に二軸試験治具を装着して使うこともできます。

二軸引張試験から得られた解析用の材料データ(Mooney、Ogden)
を使うことで確実にゴムの解析精度が向上します。

二軸試験機の貸出しも行っていますので、お気軽にご相談ください。

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【 二軸引張試験機 】
https://monocollab.jp/service/service_machine/
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==《 編 集 後 記 》=======================

先日、自宅用に加湿器を購入しようと思い、加湿器についての情報
をネットで収集しました。

加湿方法は4タイプ(超音波式、スチーム式、気化式、ハイブリッド
式(加熱気化式))あり、それぞれ長所と短所があることが分かり
ました。

長所短所を知れば知るほど悩ましい選択でしたが、今回は衛生面と
加湿能力を考え、スチーム式の加湿器に決めました。

商品を選択するために、適度の情報量と選択する時間のバランスの
難しさを感じた今回の加湿機購入でした。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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