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2022/01/25

もの創りコラボ 便り vol.63

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■        もの創りコラボ 便り 2022年 1月 18日 号        ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. イベント・セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. ブラウザCAE「webFalcon」のご紹介
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1. 気になる記事
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「ものづくり」に関連する記事 3本を紹介します。

▽ 超複雑な歯ブラシ開発をAIで効率化、ライオンの進化を加速する「DX推進部」
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/29/news007.html

▽ 設計者CAEによる締結部の設計法
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/13/news020.html

▽ 「見せる」プレゼン資料と「読ませる」配布資料
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/09/news014.html

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2. イベント・セミナー
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オンラインを中心としたセミナーを開催しています。

● セミナー情報(1~2月)

〇 防振ゴム設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/anti-vibration-rubber1/

〇 CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

〇 ゴムの解析精度を向上させる二軸引張試験と材料データの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

〇 WEB版CAEソフト「webFalcon」による解析業務の効率化と運用コストの削減
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/

〇 はじめてのゴム解析|ゴム解析に必要な知識と押さえるべきポイント
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-basic01/

〇 3Dデータの共有と設計開発業務の効率アップを実現する3D PDFの作成と活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/

〇 FEMの基礎からゴム解析の実用化、さらにCAEを効率的に運用する自動化技術
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber40/

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3. CAEの活用を考える
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■ 解析主導設計プロセスのススメ

前回は、フロントローディングにおいてCAEを活用することの
有効性について話をしました。

では、なぜCAEの活用が有効なのでしょうか?

設計プロセスを短縮するためには、如何に手戻りを減らすため
の対策を考えなければなりません。
金型と試験を1回で通すことが理想ですが、実際に1回で通すこと
は難しいため、できるだけ少ない回数にすることが望まれます。

そのためには、手戻りを助長する要因をできるだけ洗い出し、
事前に机上で検証することが重要となります。

近年、3次元CADの導入と共に3Dデータの活用が謡われています
が、実際に3Dデータを活用できている企業は多くないと感じて
います。

3Dデータ活用の一つとしてCAE(性能の仮想評価)があります。
構想設計で何度もDR(デザインレビュー)を実施するためには
短時間で性能評価ができるCAEの利用が効果的です。

このような理由で、解析主導設計プロセスをお勧めします。

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【 CAEの活用と効果 】
https://monocollab.jp/topicscat/cae_support/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

情報を伝えること。
昔から伝言ゲームは情報の半分程度しか伝わらない、つまり3人に
伝えると10分の1程度になってしまうといわれています。

どう伝えるべきか、教えるヒント、行動科学マネージメントという
学問として、Willという会社が書籍出版や講習会を行っています。

最近はスポーツ工学も発達し、うさぎ跳びはは逆効果など、画像や
動画処理などGPSなども駆使してスポーツの動きを研究しています。

最新技術と先人の知恵、共に共存できる時代が良いのではないかと
考えます。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

耐久性予測、よく金属は疲労解析としてすぐに解析で解が得られる。
アルミの溶接部の疲労強度も、文献によれば、解析で求められると
されています。しかし、ゴムは解析で求められません。

理由は大きく分けて2つあります。

1つは、金属のように疲労のデータベースが確立されていないこと。
金属は日本ベルパーツ様がコツコツとデータベースを何十年も築い
てきました。
もう1つの理由として、ゴムは解析の理解が確立されていないこと。
詳細情報が欲しい方は、寺子屋HPからお問い合わせください。

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【 ゴムの専門家 寺子屋 】 https://terakoya2018.com/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ うまくいかない時の対応について

筆者が関わる製品開発におけるシミュレーションにおいて、ジェネ
レーティブデザインや様々な形態のラティス型など、コンピュテー
ショナルなプロセスで生成された形状が増えてきたように思います。

これ自体は面白いのですが、一方で解析以前の手間も増えてきました。

通常、これらの形状はSTLなどのポリゴンの形状で渡されることが
ほとんどで、プリポストによっては、STLやOBJ自体を受け付けて
くれません。
仮に、受け付けたとしても、非常に細かいSTLをベースにメッシュ
を切ってしまうと、データの重さ的にも中々に香ばしい状態になり
ます。
最低でも、元のSTLのバランスの良いリダクションを、できれば
クアッド化してからSubD、さらにはソリッド化などの作業が入って
しまいます。

実のところ、解析自体の難易度がそれほど高くなくても、これらの
作業が場合によっては全体の8割くらいの時間をとってしまうこと
があるので、もうちょっとこのあたりのプロセスがどうにかならない
かと考える、今日この頃です。

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【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
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6. ブラウザCAE「webFalcon」のご紹介
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webFalconは、独自のフレームワークを用いて開発されたWebベース
のCAEソフトウェアです。

スートラシステムズ社が独自開発したプリ・ポストプロセッサーに
オープンソース FEMソルバー(Calculix)を組み込み、ブラウザ上
で解析作業を行うことができます。

◆ webFalconの特徴 ◆
①解析作業の効率化
日本語メニューとウィザード形式により、解析作業を効率的に実施
できます。 CAEソフトをインストールする必要はありません。

②情報漏洩なし
オンプレミス(社内サーバー)で運用するため、社外秘情報の漏洩
などセキュリティー問題を気にする必要はありません。

③運用コスト削減
同時実行数の制限が無いため、複数のユーザが同時に解析作業を実施
できます。CAEの運用コストを大幅に減らすことができます。

製品紹介セミナーを開催しています。
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/

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◇ ブラウザCAE「webFalcon」サイト
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/
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==《 編 集 後 記 》=======================

皆さんは年末年始をどう過ごされましたか?

筆者は、今年も帰省せずに家でゆっくり過ごしました。
大晦日に紅白歌合戦を観て、元旦にお雑煮を食べてからいつもの神社
へ初詣に行きました。
参拝後、神社の近くにあるホテルのラウンジでお茶をするのが恒例と
なっています。
広いラウンジで美味しい紅茶を飲むと、少し贅沢な気分を味わうこと
ができるので毎年楽しみにしています。

ここ5年間同じ行動なので、完全にルーティーン化したようです。。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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