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2022/02/18

もの創りコラボ 便り vol.64

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■        もの創りコラボ 便り 2022年 2月 8日 号        ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. イベント・セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. WebブラウザCAE「webFalcon」のご紹介
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1. 気になる記事
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「ものづくり」に関連する記事 4本を紹介します。

▽ 現場も機械も「新しいことをやるには何を捨てるか」、花王の考え方
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/21/news091.html

▽ マンボウに学ぶBWB型旅客機の構造設計、CFRP 3Dプリンタも実現を後押し
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2110/04/news007.html

▽ 3D CADで設計変更していたらエラーが発生して先に進めない!?
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2110/18/news008.html

▽ フロントローディングすべきは設計目標値 後工程では直せない
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01823/00005/?n_cid=nbpnxt_mled_dm

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2. イベント・セミナー
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展示会などのイベントやオンラインを中心としたセミナーの情報です。

◆イベント(2~4月)
https://monocollab.jp/service/inform/inform_sem/

● 設計支援セミナー
〇 CAEを活用し成果を出す仕組みと解析主導設計プロセスのススメ
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

〇《同時利用無制限》WebブラウザCAEを活用した解析効率化とコスト削減の提案
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/

〇 3Dデータの共有と設計開発業務の効率アップを実現する3D PDFの作成と活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/

● ゴム関連セミナー
〇 ゴムの解析精度を向上させる二軸引張試験と材料データの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

〇 ゴムの二軸引張試験からひずみエネルギー密度関数の導き方【体験】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubtest/

〇 FEMの基礎からゴム解析の実用化、さらにCAEを効率的に運用する自動化技術
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber40/

〇 防振ゴムとシール、樹脂製品の基本設計と線形FEMの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber20/

〇 正しいゴムの粘弾性材料の定義と耐久性予測の技術構築
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber30/

〇 間違わないためのFEMの基礎から大変形・超弾性解析のポイントと実用化のヒント
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber10/

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3. CAEの活用を考える
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■ CAEの活用と運用の進め方

筆者は仕事柄、CAEの活用と運用が上手く進まず困っているという
相談を受けます。

確かにCAEを活用して成果を出している企業もありますが、成果を
出せずに困ってる企業は少なくありません。

相談者に共通するのは、“どのように進めて良いのか分からない”と
いうことです。
CAEの活用や運用に関する書籍もなく、また参考となる情報も少ない
ため、どうして良いのか分からないのは当然だと思います。

本来であれば、CAEツールを提供するベンダが活用と運用まで支援
できれば良いのですが、なかなかそうはなっていないのが実情です。

筆者は相談者に対して、“目標を立てて一歩ずつ進めて行きましょう”
と話をします。

シンプルなアドバイスですが、相談者の多くはやるべきことは理解
しているのですが、何から手を付けて良いのかが分からなくなって
いると感じています。

次回は、事例を交えながらCAEの活用と運用の進め方についてお話し
したと思います。

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【 CAEの活用と効果 】
https://monocollab.jp/topicscat/cae_support/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

コロナワクチンを2度接種、まさか“発症は抑えるがキャリアになる”
などという情報を知らない方は、このメルマガを読まれている中には
いないと考えます。

しかし、“伝わらない”という現象はおさまりません。
なぜ、伝わらないのでしょう。
菅内閣における説明不足などは論外ですが、一生懸命伝えているのに
伝わらないことはよくあることです。

これは基本的には伝える側の問題です。
昔は部下に向かって“なんでわからない”などとパワハラまがいのこと
や、見て覚えろの時代もありましたが、いまは説明する側がしっかり
と説明責任を果たす時代になっています。

教える技術、いかに伝えるか・・・など書籍や情報があふれています
ので、確認して利用するべき時代になってきたと考えるべきです。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴム各部の応力・ひずみを求める場合,製造工程での熱収縮、かしめ
(外形・内径の寸法変更)工程、組付けが影響します。

また、ゴムは金属と異なりヤング率が様々です。
そのため、全く同じ変形でも40Hsと60Hsのゴム材では、ひずみは同じ
でも応力は2倍以上異なります。

よって、全く同じ変形では耐久寿命が同じなのに応力は倍、つまり
ひずみが指標です。

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【 ゴムの専門家 寺子屋 】 https://terakoya2018.com/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ 製造業DXについて

昨今の流行り言葉の一つにDX(デジタルトランスフォーメーション)
があります。あらゆる産業においてDXが注目されており、製造業も
例外ではありません。

さて、この手の言葉が流行りだすと、とかく「道具」であったり、
その道具をどう適用するのかに意識が行きがちです。

しかしながら、DXはもちろんデジタル化のことではなくて、デジタル
技術を使ってどうやって業務を変えていくのかということのはずです。

極論すれば、3D化を果たし、シミュレーションツールをバリバリ使い、
PDMでシームレスに製品データ管理をしていても、仕事のやり方が
旧態然としていてはDXに取り組んでいるとはいえないでしょう。
(まあ、そこまでデジタルツールを使い込んでいる企業が旧態然と
していること自体は考えにくいですけど)

本メルマガ読者的な目線でいえば、シミュレーションによっていかに
業務を変えていけるのか、という視点で仕事をしていれば、DXに取り
組んでいる、といえるのではないでしょうか。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2202/01/news017.html

(お詫び)前号のタイトルが間違っていました。
誤:うまくいかない時の対応について
正:コンピュテーショナルなジオメトリの取り扱い

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【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
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6. WebブラウザCAE「webFalcon」のご紹介
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webFalconは、独自のフレームワークを用いて開発されたWebベース
のCAEソフトウェアです。

スートラシステムズ社が独自開発したプリ・ポストプロセッサーに
オープンソース FEMソルバー(Calculix)を組み込み、ブラウザ上
で解析作業を行うことができます。

★同時実行数の制限が無いため、複数のユーザが同時に解析作業を
実施できます。
結果として、CAEの運用コストを大幅に減らすことができます。

★オンプレミス(社内サーバ)で運用するため、社外秘情報の漏洩
などセキュリティー問題を気にする必要はありません。

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◇ 製品情報はこちら
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/
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==《 編 集 後 記 》=======================

例年、3月から4月にかけて多くの展示会などのイベントが開催され
ます。

昨年であれば、感染状況が悪化した場合には開催中止という判断が
多かったのですが、今年はリアルとオンラインのハイブリット開催、
もしくは単独リアル開催という判断が増えています。

今年の日本ものづくりワールド(3/16-18)は単独リアル開催ですが、
感染対策をしっかりと行い、来場者に足を運んでほしいという主催者
側の意図は理解できます。

一方で、出展者や来場者側の判断は難しいのではないでしょうか。

できれば展示会場で、製品を見たり、サービスを体験したいところ
ですが、今後も感染状況を見ながらの判断になりそうです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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