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2022/05/31

もの創りコラボ 便り vol.67

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■        もの創りコラボ 便り 2022年 5月 19日 号       ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. 技術セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. ゴム材料データの提供
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1. 気になる記事
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「ものづくり」に関連する記事 3本を紹介します。

▽ カシオが電子キーボードの鍵盤構造の変更にCAEを活用、その効果と展望
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2112/22/news014.html

▽ 深刻な材料不足と高騰化、設計現場で何ができるか?
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2201/25/news014.html

▽ “製造強国”を目指して動き出す世界、日本のモノづくり復興のカギはどこに?
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2110/13/news002.html

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2. 技術セミナー
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オンラインを中心とした技術セミナーの情報です。

● 設計支援セミナー

CAEを活用し成果を出す仕組みと解析主導設計プロセスのススメ
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/

WebブラウザCAEを活用した解析効率化とコスト削減の提案
https://monocollab.jp/news/seminar/webfalcon/

3Dデータの共有と設計開発業務の効率アップを実現する3D PDFの作成と活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/

● ゴム関連セミナー

防振ゴム設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/anti-vibration-rubber1/

シール部品設計の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-seal/

ゴムの解析精度を向上させる二軸引張試験と材料データの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/

ゴム解析の応用講座|ゴムの粘弾性特性と耐久性予測方法
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-advanced/

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3. CAEの活用を考える
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■ CAEの成果を出すポイント

CAEツールを使って妥当性のある解析結果を出せるようになると、
社内の設計部門などから様々な解析依頼を受けるようになります。

通常、依頼の順番と共に解析の内容(難易度、規模)を確認し、
解析作業を進めることになると思います。

ここで、実際に解析作業を行う前に考えてほしいことがあります。

それは、せっかく時間をかけて出したアウトプット(解析結果)
が、はたして会社(上司)に評価されているのかどうか、です。

解析対象やタイミング、また成果物のスピードによって評価が異
なりますので、できるだけ高い評価を得られる解析案件を優先す
ることをお勧めします。

次回は、さらに掘り下げてお話ししたいと思います。

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【 CAEの活用 】 https://monocollab.jp/topicscat/cae_support/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~

今年8月に還暦を迎え、年金を前倒しでもらうと80歳くらいを分岐点
に前倒しの方が多くもらえる。

これもEXCELでシミュレーションするとすぐわかり、いろいろなシミ
ュレーションのツールが簡単に手に入るのになぜか使い方を間違える。

昔は熱伝導や熱膨張測定も高価な試験機が必用だったのに、最近は、
簡単な非接触の温度計やヒーターが1万円もあれば簡単に手に入る。

代わりに研究が細分化してしまい、論文の間違いも多くなるなど論文
の権威が落ちていると感じます。

技術論文も通せない私のひがみかもしれませんが。。

◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー

昔からゴムの解析は簡単だと思ってきました。
なぜなら、ポイントさえ押さえるとある程度いい加減な解析でも予測
精度が上がるから。

金属は、梁の変形や固有値を求めるにしても完全固定はありえないの
に、未だに完全固定を行っている事例をよく見かけますが、本当に合
っているのでしょうか。

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【 ゴムの専門家 寺子屋 】
二軸伸張試験機原理を公開中 https://terakoya2018.com/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ 2D解析のメリット

「設計者CAE」ツールによっては、そもそも2Dで解析ができないもの
もありますが、やはり2D解析のメリットは外せないと思う今日この頃
です。

元のジオメトリが3Dだと、どうしても、その形状で解析を進めてしま
いがちですが、基本的に2D→3Dと次元が一つ増えるだけで、解析が
複雑になります。

計算も時間がかかるし、非線形解析ならさらに収束計算も含めて世の
中が複雑になります。結果の評価についても悩むことが増えます。

最終的に3Dで計算しなければいけないにしろ、そもそもその設定で
あっているのかなどを検証するにはむしろシンプルな2Dのほうが向い
ているのではないでしょうか?

元が3Dデータでも着目する平面や軸があれば、断面を取り出す手間は
かかりますが、解析による検証という観点では大変に効率が良いと思
います。

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【 3Dデータを活用した製品開発支援 】 https://mfabrica.com/
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6. ゴム材料データの提供
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ゴムのCAE解析に必要な超弾性材料モデル(Mooney-Rivlin、Ogden)
の材料データを提供しています。

二軸引張試験から算出した超弾性材料モデルの材料データを使うこと
で、大変形解析の精度向上が期待できます。

□ 対象ゴム(硬度)
天然ゴム        (35~80Hs)
スチレンゴム      (35~80Hs)
ニトリルゴム      (35~80Hs)
クロロプレンゴム    (48~75Hs)
エチレン・プロピレンゴム(50~80Hs)
フッ素ゴム       (55~80Hs)
シリコンゴム      (35~60Hs)

□ 提供データ
超弾性材料モデル(Mooney-Rivlin, Ogden)の材料定数

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■ 詳細はこちら
https://monocollab.jp/service/service_rubmat/
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==《 編 集 後 記 》=======================

最近、時間を見つけては神社仏閣巡りをしています。

今月は、小網神社、深川不動堂、富岡八幡宮、深大寺、豊川稲荷へ
参拝してきました。

どの神社仏閣へ行っても心が清々しくなる気がします。

都内には多くの神社仏閣がありますので、ご利益を期待しつつ神社
仏閣巡りを続けたいと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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