2020/05/22
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■ もの創りコラボ 便り 2020年 5月 21日 号 ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. CAEの活用を考える
3. ゴムの専門家コラム
4. 3D・水野操のコラム
5. CAEとデータサイエンス
6. 技術セミナー
7. 試験機レンタルサービス
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1. 気になる記事
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● DX時代における真の設計環境のあり方とは?
インフラとしての3Dデータ活用
SB C&S社主催のセミナーレポートです。
MONOistで多くのコラムを執筆されている土橋氏が基調講演で話された
内容です。
実際に勤務先で3D設計を推進された方のお話は説得力があります。
3Dデータはモノづくりの「インフラ」という表現が記憶に残りました。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/27/news005.html
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● FreeCADってどんな3D CAD? 簡単なモデリングから始めてみよう
オープンソース 3D CADであるFreeCADの記事です。
操作画面を見ながら操作性と機能を理解できる内容となっています。
何と言っても仕事でも無料で使えるところが一番の魅力です。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2005/18/news001.html
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2. CAEの活用を考える
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■ CAE運用の4つのステージ
前回同様、CAE運用のステージについてお話しします。
1. 初期
2. 中期
3. 展開期
4. 定着期
前回、運用ステージの「中期」について話をしました。
今回は、「展開期」についてお話しします。
展開期のテーマは、社内展開と運用です。
具体的には、下記3つの取組みが必要となります。
1. インフラ整備
利用者がストレスなく使えるハードとソフトを整える
2. 社内教育
利用者が解析業務に必要な知識とスキルが得られる仕組みをつくる
3. 解析業務の分業
解析業務を設計者と専任者とで分業するために運用ルールをつくる
上記3つの取組みを通じて、徐々にCAEツールの利用者を増やし成果の
拡大を図ることができます。
また、継続的に取り組むことで、解析技術の構築と解析ノウハウの蓄積
に繋がります。
展開期ステージで重要なことは、如何にCAEツールの有効性を利用者に
理解してもらうかです。
そのために、できるだけ多くの情報や資料(解析事例、利用説明書、
ヒント集など)をイントラネットを通じて利用者や社内関係者と共有
することをお勧めしています。
利用者が増えなければCAEツールの稼働率が下がり、結果として費用対
効果が低下し成果の拡大が見込めません。
そうならないためにも、できればプロジェクトチームが主導し、しっかり
と事前準備した上でスケジュール通りに根気強く推進することが重要です。
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CAEを活用するための支援サービス
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3. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~
ソフトがバージョンアップで機能が変わる。とうい経験はないでしょうか。
なぜ、梁の変形・固有値にしてもデフォルト設定で理論解が得られない
のでしょうか。
ソフトによって、各設定をしないと六面体での解析が理論解になりません。
私もFEM解析ソフトを使い始めて30年、そろそろデフォルトを理論解が
得られる設定に出来ないものでしょうか。
何か障害でもあるのでしょうか。
声をあげていくのも私たちの役割?かと考えています。
◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー
動解析を行う場合、ソフトの癖を知る事も必要です。
ソフトによっては解析の定義方法も材料(密度の定義)もまちまちです。
よく単位をTONを使ってせつめいされる方がいますが、突然ニュートン
系にTONが出てくると戸惑います。
質量密度とは、重力を分けて考えた密度を重力加速度で割った値、SI単位
系であれば N・sec^2/mm^4となります。
ソフトの癖を知る事は重要で、密度として取り扱うものもあるようです。
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寺子屋: https://terakoya2018.com/
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4. 3D・水野操のコラム
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■ 3D CADのジオメトリとメッシュ
難易度の高い解析といっても様々です。
材料物性に関わる難しさが主体な場合もあれば、そもそも挙動が手探り、
というような場合もあれば、比較的量産に近い状態で、実設計における
解析のような比較的大規模なものの場合もあります。
どのような場合でも、どのようなメッシュを作るのかということは重要
なポイントですが、量産設計に近い解析では、ことさら重要に感じます。
設計検証を行う解析とはいっても、モノによっては大規模かつ非線形、
境界条件も複雑で、接触も中々面倒くさいといった場合、全てにおいて
設定がややっこしくなりがちです。
筆者の場合、メッシュ作成以前の話として、3D CADで形状編集を行って
いる時間がかなりあったりも
します。
どうしても大規模アセンブリのままの解析が避けられない場合、一部品
あたりのメッシュ数がそれほどでもないと思っても、いざ積みあがると
大変な数になっています。
CADデータで適切なディテールを残しながらメッシュの削減にもつながる
ジオメトリの編集は手間のかかる作業ではありますが、ここで手を抜くと
後が大変と思う今日この頃です。
★ 筆者の最新連載 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初心者のための流体解析入門
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/series/12723/
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5. CAEとデータサイエンス
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はじめまして、スーパーリンクジャパンの蔡と申します。
近年、データサイエンス、AI、機械学習の重要性に気付いた企業が
増えてきています。
CAE解析テーマのAI活用事例もしばしば見受けられます。
今回より数回のコラムにおいて、従来のCAE分野におけるデータサイ
エンスの活用について、皆様と一緒に考えたいと思います。
CAEを考える前に、一度CAEの顧客である設計者の仕事を振り返りま
しょう。
設計者はある製品の複数の設計パラメータを決め、設計案としてCAE
に依頼します。
期待する回答は性能の評価値です。
性能結果を参考にしながら、設計案の改良を行います。
確かに、優秀なCAEエンジニアは設計改良案を提案できますが、その
場合、CAEエンジニアは設計業務に兼務したと考えましょう。
ここにCAEをブラックボックスと考えると、入力は設計案、出力は
性能評価です。
性能評価が実験など他の検証結果とよく一致した場合、十分完璧な
ブラックボックスであると思います。
ブラックボックスCAEは設計者の問題を解決できません。
ブラックボックスの出力から入力を求めることは数学上「逆問題」と
言われています。
逆問題の解き方、理論数式処理を代表する解析法とデータサイエンス
を代表する実験法については次回のコラムで触れたいと思います。
★ スーパーリンク社のソリューション ★ ーーーーーーーーーーーーー
クラウドCAEとAIを活用したデータドリブン最適設計
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6. 技術セミナー
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現在、ビデオ会議システム Google Meet を利用したWebセミナー
を開催しています。
〇 クラウドCAEとAIを活用したデータドリブン最適設計の高速化
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〇 CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
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〇 やってはいけないゴム・樹脂解析の材料物性値の定義方法
【Webセミナー】
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▼ イベント・セミナー情報はこちら ▼ ーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/inform/inform_sem/
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7. 試験機レンタルサービス
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ゴムや樹脂などの材料測定ができる試験機の貸出しを行っています。
必要なときに必要な期間だけご利用いただけます。
■試験内容
・静的引張:単軸、二軸(一軸拘束)
・対象材料:ゴム、樹脂、エラストマー、フォーム材
・出力項目:弾性率、ポアソン比、荷重-変位、応力-ひずみ
・材料定数:Mooney、Ogden
■試験機の特徴
・小型卓上試験機で持ち運びが可能
・操作性の良さ
・2本柱構造のため高精度の測定結果
★ 詳しくはこちら ★ ーーーーーーーーーーーーーーー
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ーー《 編 集 後 記 》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Web会議を行う機会が増えてきたのですが、企業によっては利用できる
システムが指定されています。
これまで利用したWeb会議システムは、Zoom、Skype、Goole Meet、
Microsoft Teamsですが、多少機能の違いはありますが、どのシステム
も使い勝手は良好です。
最近、筆者はGoogle Meetを使う機会が増えてきています。
セキュリティー、操作、価格(無料です)のバランスが良さそうだなあ
と感じています。
一昔前に比べてツールが洗練され、通信速度が向上したおかげで特に
ストレスなくWeb会議ができるようになったことに感謝しています。
【Facebook】https://www.facebook.com/monocollab/
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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