2020/04/20
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■ もの創りコラボ 便り 2020年 4月 17日 号 ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. CAEの活用を考える
3. ゴムの専門家コラム
4. 3D・水野操のコラム
5. 技術セミナー
6. 試験機レンタルサービス
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1. 気になる記事
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大手CAEベンダによる、新型コロナの飛沫や病棟換気のシミュレーション
事例3つをご紹介します。
人と話をする際は、隙間なくマスクを付け、適度に距離を取ることが重要
だということが解析結果からも見てとれます。
● 新型コロナの飛沫感染リスクをシミュレーションで検証
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/08/news021.html
● マスクの着用効果をCFDで解析、くしゃみをした際に液滴はどう飛散するか?
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/10/news071.html
● ダッソー、武漢の大規模仮設病棟の換気シミュレーションなどに貢献
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/14/news025.html
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2. CAEの活用を考える
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■ CAE利用に関するアンケートの考察
以前、CAEの運用についてお話ししました。
筆者はCAE運用のステージは4段階あると考えています。
今後4回にわたり、それぞれ深掘りしながら説明したいと思います。
1. 導入初期
2. 技術構築期
3. 展開期
4. 定着期
今回は「導入初期」についてお話しします。
導入初期のテーマは、CAEツールの選定と導入、また解析の基礎知識
と操作の習得です。
通常、数社のCAEベンダへ声をかけ、ベンチマークテスト(自社製品
の簡易解析)を実施した上で、解析結果や対応の良いベンダから購入
するというのが一般的かと思います。
最近はCAEツールの機能差は無くなってきていますので、知名度の
あるCAEツールであれば問題ないと思います。
CAEツール導入後、技術セミナーを受講し、技術サポートを受けながら
短期間で操作を習得する、また簡単な解析モデルで自社製品へ適用する
ことができれば導入初期の目的は達成ということになります。
導入初期で重要なのはベンダのサポート対応力です。
このサポート対応力には技術と営業の2つあります。
技術サポートは当然重要ですが、実は営業サポートも(意外と)重要
なのです。
営業が顧客の状況を確認しながら、技術スタッフを動かし技術支援する
ことで、導入後の立ち上がりの速度は違ってきます。
結果として優秀な営業と否かでは導入後の運用面で大きな差が出ます。
更に言いますと、顧客の状況に応じて臨機応変に提案を重ね、時には
自社製品ではなく他社製品を紹介できるのが優秀な営業だと思います。
★ CAE活用支援 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
CAEを活用するための支援サービス
https://monocollab.jp/service/service_consult/
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3. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~
後継者を育てるということは非常に難しいことです。
もう何年前になるか10年は経っていないと思いますが、行動科学
マネージメントの無料講習会に参加させていただき、目からうろこ
でした。
指示も具体的定量的に行うこと。
また、分析も定量的に・・
“誰でも売れるセールスマンになれる“ ”教える技術“などの書籍は有名
ですが、例えば自分の子供に「ちゃんと勉強しなさい」と言っている
親御さんは多いのではないでしょうか。
「ちゃんと」これは理解しにくいです。
★ 技術ワンポイントテクニック ★ ーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴムのエネルギー密度関数を定義するには二軸試験が必要になります。
1960年代に、Mooneyさんから始まった研究、京都大学 川端先生、
同志社大学 坂口先生、私の師匠ですが試験機はこのころにほぼ完成型
でした。
ポイントは、四隅の荷重を採らないことが重要で、この荷重を採って
しまうと関数がうまく解析に利用できなくなります。
ゴムの解析用材料にはひずみエネルギー密度関数定義が不可欠ですが、
近年試験場の設備の労強化で危機感を感じてます。
そこで簡易試験機を製作し、実際に使い方と実習を行います。
★ ゴムの専門家 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寺子屋: https://terakoya2018.com/
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4. 3D・水野操のコラム
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■ やりようではかどるリモートでの業務環境
コロナ禍も勢いを増し、東京都をはじめとする7都府県の緊急事態宣言
が発令されてテレワークに移行した方も多いのではないでしょうか?
一口に製造業と言っても現場でリアルにモノを触らないとできない
業務から、解析のように計算環境にさえアクセスできればどこでも
できる業務もあります。
筆者の場合、現在の主要な業務がシミュレーションということもあり、
後者の環境にあります。
ただ、変わったのが打ち合わせのスタイルかもしれません。
以前は打ち合わせと言えば、お客様先に出向くか、時には弊社に来て
いただいてということも多かったのですが、この春は、非常事態宣言
の少し前からウェブを介したビデオ会議形式での打ち合わせが増えて
きました。
打ち合わせの内容にもよりますが、筆者の場合、むしろこちらの方が
リアルよりも都合が良いと感じることが増えてきました。
必要ならば電話のような感覚で打ち合わせをすることができますし、
複数の関係者が別の場所にいても、折よくネットにアクセスできれば、
むしろスケジュール調整も楽です。
それなのに気軽に画面共有をしながら細かい話ができるので、むしろ
都合が良いとさえ言えます。
打ち合わせが終わったらすぐに作業に入れますし、打ち合わせの中身も
濃く、時間の無駄がなく、必要なタイミングでできます。
仕事のやり方がガラッと変わることは確かにストレスになることも多い
のですが、その強いられた環境を上手く活かすと、今までの無駄はなん
だったのかと気づき、そして業務の効率もよくなると感じました。
★ 筆者の最新連載 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初心者のための流体解析入門
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/series/12723/
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5. 技術セミナー
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ご案内中のセミナーについては予定通り開催させていただきます。
無料セミナーに関しては、資料のみ(現地不参加)提供していますので、
こちらもご利用ください。
※新型コロナウイルス感染症に伴うセミナー開催及び対応について
https://monocollab.jp/news/info/info024/
〇 CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用と効果検証
【★資料のみ提供可】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cae-202005/
〇 はじめてのゴム解析|ゴム解析に必要な知識と考慮すべきポイント
【★資料のみ提供可】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber00-202005/
〇 ゴムの二軸引張試験からひずみエネルギー密度関数の導き方
【★二軸引張試験 実習付き】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubtest-202005/
〇 樹脂の非線形材料データ構築からFEM解析の精度向上までの実践講座
【★特典付き】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-plastic-202006/
▼ その他セミナーはこちら ▼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
CFD、振動騒音、ゴム、VBA、衝撃落下、制御、効率化、機械学習
https://monocollab.jp/service/service_seminar/
▼ 無料セミナーはこちら ▼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/inform/inform_sem/
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6. 試験機レンタルサービス
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2020年4月20日より「材料試験機レンタル」サービスを開始します。
限られた予算や時間の中で、必要なときに必要な期間だけ試験機を
ご利用できます。
また、試験機を固定資産化せずに経費処理できるうえ、修理費用の
ご負担もなくご利用できます。
■試験機の特徴
・小型卓上試験機で持ち運びが可能
・省スペースで測定可能
・操作性の良さ
・2本柱構造のため高精度の測定結果
■レンタル価格
70,000円/日~
★ 詳しくはこちら ★ ーーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/service/service_rental/
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ーー《 編 集 後 記 》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前号で触れましたが、最近Web会議が増えてきました。
皆さんも同じような状況ではないでしょうか。
時折、相手の声が聞きにくいことがあり、ヘッドホンセットを購入
しようとネットで検索したのですが全て売り切れ状態でした。
しぶしぶ近所の家電量販店に行っても全て売り切れ。。
当分入荷の予定は無いそうです。。
仕方なくマイク付きイヤホンを買うか、このままノートパソコンの
マイクとスピーカーにするか迷っています。。
【Facebook】https://www.facebook.com/monocollab/
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Category: メールマガジン