2020/10/23
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■ もの創りコラボ 便り 2020年 10月 23日 号 ■
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. 技術セミナー
3. CAEの活用を考える
4. ゴムの専門家コラム
5. 3D・水野操のコラム
6. ゴム二軸試験機のご案内
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1. 気になる記事
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今回は、企業でCAEを活用した事例を2つご紹介します。
● 船舶用ディーゼルエンジン開発でデジタル化を加速、3D推進と
AR活用の取り組み
CAEで3Dモデルを作成し、構造解析や流体解析に利用するだけでなく、
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)への利用は今後益々増えてくるの
ではないでしょうか。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2009/10/news028.html
● CAE技術で約22%軽量化、アサヒビールが取っ手付き4リットルペット
ボトルを開発
軽量化し、プラスチック使用量は年間37.8トン、CO2排出量は年間約
90トンを削減できるということは環境への負荷軽減にも貢献しますね。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2009/28/news009.html
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2. 技術セミナー
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Webセミナーを開催しています。
自宅や会社の自席でストレスなく受講いただけます。
● ゴム解析の基礎講座|ゴム解析に必要な試験・物性同定・解析の
ポイント【特典付き】
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber-202010/
● ガス巻込み欠陥予測ができる鋳造プロセスシミュレーション技術の紹介
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-castingsim/
● CAEを活用し成果を出す仕組み|解析主導設計プロセスの運用
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/
● ゴムの二軸試験デモとひずみエネルギー密度関数の定義方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-rubber/
● 設計業務を1/3に短縮する、データドリブン設計ソリューションのご紹介
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-cloudcae/
● 3Dデータの共有とドキュメント化への3D PDFの活用方法
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-pdf3d/
● 《オンサイト実習》
ゴムの二軸引張試験からひずみエネルギー密度関数の導き方
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-onsite/
▼ イベント・セミナー情報 ▼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/inform/inform_sem/
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3. CAEの活用を考える
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■ CAEの費用対効果について
今回は、費用対効果の算出方法についてお話しします。
金額はあくまで参考としてお考え下さい。
先ず、費用に関しては、比較的容易に定量化ができます。
例えば、下記の項目などが考えられます。
□費用
・ハードウェア(PC、サーバー)導入:500万円
・CAEソフト導入、保守:1,000万円
・セミナー、トレーニングなど:200万円
一方の効果ですが、前回お話ししました通り、直接効果と間接効果
を考える必要があります。
例えば、下記の項目について考えてみます。
□直接効果
・試作回数の削減(3回⇒1回)
200万円/回 × 2回=400万円
・試験時間の短縮(6ヶ月⇒2ヶ月)
150万円/月 × 4ヶ月=600万円
・歩留まり改善によるロスコストの削減
20,000万円/年×5%=1,000万円
□間接効果
・売上アップによる利益増
取引先A社への新規製品提案に際し、性能向上にCAEを活用して
競合他社に先駆けて差別化を図り受注した場合
拡販額×利益率×CAE寄与率
=10,000万円/年×10%×50%=500万円/年
以上の項目をもとに算出すると、費用対効果は1.5、年間800万円の
利益が得られたということになります。
□費用対効果
・効果(2,500万)÷費用(1,700万)≒ 1.5
・効果(2,500万)- 費用(1,700万)= 800万
上記以外の項目以外にも定量化するべき項目はあると思います。
一つ注意していただきたいのは、全体の金額に占める割合の低い項目
を含める必要はありません。
多くの項目を抽出して検討・検証するのは良いことですが、最終的に
レポートに纏める際には選別することが重要です。
初めは各項目を定量化するために時間がかかりますが、項目を絞る
ことで定量化作業を短縮することができます。
ということで、それぞれの金額に影響の大きい(比率の高い)項目に
注力することをお勧めします。
★ CAEを活用し成果を出す仕組み ★ ーーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/news/seminar/seminar-caesup/
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4. ゴムの専門家コラム
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■ CAEに携わるということ ~先人の役割~
親の意見と冷酒は後で効く、親孝行への後悔です。
落語の24孝を題材にした先代・円楽師匠の話を良く聞きました。
“墓に布団はきせられぬ”、今は出来ない『恩返しです』、いまは
半沢直樹でしょうか。
私はいろいろと困りごとがあると、あちこち相談してきましたが、
必ず誰か助けて下さいます。
解析の自動化、CADの自動化、みなさんノウハウから教えて頂き、
それを出来るだけ分かり易く皆さんに伝えるようにしてきました。
よく親から言われました、“叱ってくれる人ほど本当の味方”だと。
いまは、叱ることもパワハラだと怖い世の中です。
怒ると叱るは全く次元が違いますが、古き良い時代の日本が失わ
れるのは厳しいです。
◆ 技術ワンポイントテクニック ◆ ーーーーーーーーーーーーーーーー
通常、ソフトのバージョンアップにより機能が損なわれないように、
ユーザーの立場に立って開発が進んでいるはずです。
しかし、本当にそうなっているのか確認して使うことをお勧めします。
諸々の事情から、機能が損なわれたり、設定が変更されたり、デフォ
ルトが変更されることも多いと感じています。
ゴムの解析を注意深く実施すると、どうしても不思議な結果にあたる
ことがあり、慎重に考えるようになりました。
★ ゴムの専門家 寺子屋 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://terakoya2018.com/
● オンサイトでゴム二軸実習セミナーを実施しています
ゴムの二軸引張試験からひずみエネルギー密度関数の導き方
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-onsite/
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5. 3D・水野操のコラム
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■ 道具の種類はたくさんあったほうが良い話
たまたまかもしれませんが、筆者は自分のキャリアの中で構造やCFD
をはじめとするCAEの道具だけでなく、3D CADや3D CGのような設計/
モデリングの道具、さらにはPDMやPLMといったモノづくり全般に
関わるソフトにハンズオンで携わることができました。
しかし、どうもそのようなケースは必ずしも多数はとはいえないようです。
いまだにソフトを使う側も、あるいは販売する側もCAEならCAE、CAD
ならCADなど自分の専門分野に特化している人が多いようにも思います。
しかし、そもそも製品開発は、様々な分野の人とスキルと道具などの
共同作業で進むものだと思います。
個人にとってみても扱うことができる道具やノウハウが増えることで
活躍の場が広がると思います。
筆者の仕事仲間には工業デザイナーでありながら、CAEに造詣がある人
がいますが、やはり話すことに深みがあるような気がします。
器用貧乏という言葉があるのも事実ですが、自分の軸が一つあるなら
周辺領域を拡大していったほうがよいのではないでしょうか?
★ 3Dデータを活用した製品開発支援 ★ ーーーーーーーーーーーーーー
https://mfabrica.com/
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6. ゴム二軸試験機のご案内
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ゴムの物性値を取得できる二軸引張試験機を販売しています。
市販の小型試験機に二軸引張試験用の治具を装着した試験装置です。
誰でも容易に必要な時にゴムの材料試験が行えます。
■ 一軸拘束二軸引張試験
・対象材料:ゴム
・出力項目:荷重-変位
・物性算出:Mooney、Ogden
■ 価格
・二軸引張試験治具のみ : 900,000円
・小型試験機+二軸引張試験治具 : 1,950,000円
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★ゴム二軸試験機
https://monocollab.jp/service/service_machine/
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==《 編 集 後 記 》=======================
最近、特に運動不足と筋力低下を感じていたため、近所のジムへ
通うことにしました。
先日ネットで購入したスポーツウェアとシューズが届いたので、
来週からジムへ通う予定です。
形から入ったのは良いのですが、三日坊主にならないよう楽しみ
を見つけながら継続できるように頑張ってみます。
【Facebook】https://www.facebook.com/monocollab/
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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