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2019/10/17

もの創りコラボ 便り vol.18

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■        もの創りコラボ 便り 2019年 10月 17日号        ■
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大型で強い台風19号は、各地で河川の氾濫や土砂災害など大きな傷痕
を残しました。
皆さんの中にも、少なからず被害や影響があった方がいらっしゃると
思います。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

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* ● 粒子法の最新技術動向セミナー《無料》
* https://monocollab.jp/news/seminar/sph-seminar-201910/

* ● 粒子法に関するCAEハンズオンセミナー
* https://monocollab.jp/news/seminar/sph-seminar2-201910/
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━《 今号の内容 》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 気になる記事
2. CAEの活用を考える
3. ゴムの専門家コラム
4. 3D・水野操のコラム
5. 技術セミナー
6.『定額』受託解析サービス(※年内割引キャンペーン)
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1. 気になる記事
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今回は2つ記事をご紹介します。

① コマツが次期製品の開発でMBSEを実践、「プロダクトライン開発」
との両輪で

近年、日本の製造業でも注目されているMBSE(モデルベース
システムズエンジニアリング)の適用例です。
少し長い記事ですが、実例を通して成果と課題が理解できます。

MBSEの導入による期待できる効果
・要求から制御コントローラーの構造設計、振る舞いの設計、
シミュレーションまで繋げられる
・従来のモデルベース開発(MBD)で構築したシミュレーション
モデルとの連携による妥当性の検証

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1910/09/news050.html

② 構造解析ソフトウェアの開発元を買収、ソリューションを強化

ANSYS社がLS-DYNAの開発元であるLSTC社を買収しました。
今後、ANSYSとLS-DYNAとの連携が進むこと思われます。
久しぶりに大手CAEベンダのM&Aでしたが、ユーザにとって有益な
ソリューションの提供に期待しています。

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1910/16/news009.html

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2. CAEの活用を考える(9/10)
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今回は、CAEの運用についてお話ししたいと思います。

筆者はCAEの運用ステージは4段階あると考えています。
・導入初期
・技術構築期
・展開期
・定着期

それぞれのステージ毎にゴールとやるべきことを明確にする必要
があります。
また、課題が出てきた際、迅速に対策を打てる体制を整えておく
ことも重要です。

最近、費用対効果(ROI)に関する相談が増えています。
費用対効果を高めるためにはCAEを活用して成果を出す必要が
あります。
そのためには、如何に早く解析技術を構築できるかがポイント
となります。

できるだけ早くCAEを活用して成果を出すために、外部リソース
の利用をお勧めしています。
外部リソースを利用することで、短期間で質の高い解析技術の
構築を可能にします。

★ 運用ステージの詳細はこちら ★ーーーーーーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/service/service_consult/
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3. ゴムの専門家コラム
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□ CAEに携わるということ ~先人の役割~

移動が多い私は、列車、新幹線、その他の乗り物に座ったまま大声で
携帯電話で話をする方を見かけます。

後ろ指を指されない生き方、お手本にならずとも自分の子供に笑われ
ない生き方、マナーに限らず、先輩が学ぶ姿勢、お手本を示すことも
CAEに限らず必要なのではないでしょうか。

CAE/FEMか後発のツールです。
だからこそ、先人として手順書という形で残していきたいと・・(続く)

★ 技術ワンポイントテクニック ★ ーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴムの固有値解析を行う場合、粘弾性ペイン効果という現象が壁になる
ことがあります。
時刻歴応答解析を行う場合、粘弾性効果を付加することが出来るのに、
固有値解析には注意が必要です。
ゴムは、振幅依存性もありますので。
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▼ セミナー情報 ▼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴム解析の基礎講座
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-seminar1-201911/

ゴム解析の応用講座
https://monocollab.jp/news/seminar/rubber-seminar2-201911/
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4. 3D・水野操のコラム
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□ 使い手を試す?最近流行りのジェネレーティブデザイン

最近、トポロジー最適化やジェネレーティブデザインが、なんとなく
流行ってきているようだ、ということは以前のコラムでも述べたが、
これらにはどのような違いがあるのだろうか。

拘束条件や荷重条件を定義し、また剛性や質量のターゲットを定義する
などの点は、少なくともユーザーの観点からは同じだ。

もちろん、中で使われている理論に違いがある場合もある。つまり、
密度法を使っているとかレベルセット法を使っているか、とかだ。
ただ、一ユーザーの立場からは、その違いはわかりにくい。

例えば、オートデスクのFusion 360のジェネレーティブデザインで
考えてみる。

一番大きな違いは、初期形状を定義しなくて良い、ということだ。
厳密に言うと定義してもしなくても良い。
事例やチュートリアルではそもそも初期形状がない場合のほうが多い。

では何を定義するのかと言えば、ジオメトリとしては保持形状と障害物
形状のみだ。
境界条件は保持形状のみに定義する。
初期形状に定義しても、計算の結果としてそこがなくなってしまうこと
が考えられるので初期形状には定義しない。

つまり、キーとなる場所の形状以外には何もない空間に、形状が生成
されていくように見えるのだ。(実際には、ソフトウェアが定義した
条件から設計空間を定義しているわけだが)

この結果として思いもよらない形状が生成されることもあるし、比較的
予想される結果が生成されることもある。
境界条件や、材料、製造条件の微妙な違いで大きな形状の違いが現れた
りもする。
さらに、一回の計算で、様々な形状のオプションが提示される。

ある意味で非常に使い手の力量や考え方が試されるものだと、最近
実業務に関わっていて感じることがある。

★ 筆者の最新連載 ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初心者のための流体解析入門
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/series/12723/
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5. 技術セミナー
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産学の分野で豊富な経験と実績のある専門家を講師に招き、明日の
設計開発に活かす実践的セミナーを開催しています。

● ゴム、複合材、衝撃/落下
● 制御、振動、騒音
● 材料力学、MBSE
● 粒子法、GPGPU
● CAD/CAE自動化、CAE活用

▼ セミナー情報はこちら ▼ ーーーーーーーーーーー
https://monocollab.jp/service/service_seminar/
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★ ピックアップ・セミナー ★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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「Tengun」の機能と共に実際にデモ(粒子法解析結果を3Dプリンター
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6.『定額』受託解析サービス
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そこで、委託解析を検討する際に生じるお悩みを解消し、安心して
委託解析を依頼できるよう『定額』受託解析サービスをご提供します。

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ーー《 編 集 後 記 》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

消費税増税から2週間ほど経過しました。

政府によるキャッシュレス決済の後押しと共に、カード決済会社に
よる●●%還元キャンペーンなどの効果で、キャッシュレス決済が
浸透しつつあるように感じます。

先日、筆者も以前に増してキャッシュレス決済で購入する頻度が
多くなっているのを実感しています。
キャッシュレス決済は、ついで買いというデメリットもありますが、
電子マネーのメリットを感じつつ、上手に付き合うことが必要なの
かもしれません。

ちなみに韓国のキャッシュレス決済比率は96%で世界一だそうです。
日本は 20%で、まだまだ現金主義ということですね。。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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